微酸性次亜塩素酸水とは
微酸性電解水とは、食品添加物の殺菌料として指定されている範囲「1. 適切濃度の塩酸または塩酸に塩化ナトリウムを加えた水溶液であること、2. 無隔膜電解槽で電解されたもの、3. 生成水は有効塩素濃度10~80ppm、pH5.0~6.5であること」(指定:2002年6月、一部改正:2012年4月)を満たしたものであり、低い有効塩素濃度で高い殺菌効果を発揮することなどから、安全性が高く水道水感覚で使用できる殺菌料として注目を集めています。このため、食品(生食用の鮮魚介類を含む)の製造現場・調理場等での品質・衛生レベルの向上に加えて、水産、農業、医療、環境そして家庭の各分野での殺菌・洗浄・除菌等の利用拡大が期待されています。
食品添加物認可の次亜塩素酸水
※次亜塩素酸Naと希塩酸を混合した水溶液は、次亜塩素酸水ではございません。
【関連リンク】
- ●食品添加物指定正式認可(2002年6月10日 官報第3378号)
- ●食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について(2012年4月26日 食安発0426第1号)
- ●特定農薬(特定防除資材)として指定された天敵の留意事項について(2014年3月28日 25消安第5770号)
- ●次亜塩素酸水の生食用鮮魚介類などへの使用について(2014年4月24日 厚労省発食安0304第1号)
- ●次亜塩素酸水生成装置に関するJIS制定について(2017年10月20日 経済産業省)
- ●第9版食品添加物公定書 告示(2017年11月30日官報 第7154号)
【その他の関連リンク】
微酸性電解水の性状
微酸性電解水の大部分は、殺菌効果が高い(※)次亜塩素酸で構成されているため、無駄が少なく、効率良く殺菌できます。また、pHが4以下になると塩素ガスが発生しやすくなり、臭いやサビの問題に繋がりますが、微酸性電解水はpH5.0~6.5なので、安心して使用できます。
※次亜塩素酸ナトリウム溶液の主たる殺菌成分である次亜塩素酸イオン(ClO-)と比較した場合